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治療の最前線

短期入院で行える前立腺がん治療(密封小線源療法)について

放射線を出す小さなカプセル状の線源(長さ約4.5mm、直径約0.8mm)を前立腺に挿入し、前立腺内部からがん細胞に対して放射線を照射する治療方法です。

カプセルの中にはヨウ素125という放射性同位元素が密封されており、患者さまによって違いがありますが、おおよそ50個~100個程度の線源を、治療効果の高い体への負担が少ない場所を選び埋め込みます。

小線源治療は高い技術と経験に基づき、適切に行えば比較的侵襲が少なく、安全で有効な治療法であることが証明されています。
入院期間は通常、前立腺全摘除術(開腹手術約14日程度、腹腔鏡下手術約7日程度)、放射線体外照射療法(外来通院7週~8週)と比較して、小線源療法は4日程度の入院期間と短い期間ですむのも特徴です。

放射線治療の一種であり、放射線による副作用が全くないわけではありませんが、(主に、排尿困難、頻尿、切迫感、少ないですが排尿痛、尿失禁、血尿)などが長引く(6~8ヵ月)場合がある。)前立腺全摘出手術、放射線体外照射療法と比べてはるかに体に掛かる負担は軽減できます。

また、前立腺内に挿入された線源から体の外に出る放射線は、非常に弱いもので、周囲の方に与える放射線量は人が自然に受けている放射線量より低いことが分かっております。治療後も普段どおり人と接することもできます。

※線源から放出される放射線は徐々に減少して、約1年程度でなくなります。埋め込めた線源(カプセル)は前立腺に残りますが、生活に問題はありません。