家庭の医学

呼吸器について(2)

呼吸の病気について 2

はじめに

春爛漫 花咲乱れすばらしい季節になりましたが、みなさまの中ではそうも言ってられない人もいるのではないでしょうか。杉花粉が飛び回り、鼻も喉も眼も異常を感じているかも知れません。
これもまた呼吸に関する器官の異常ではありますが、呼吸の病気ではなく過敏に反応する体の防御の一つです。今回は呼吸に異常を来す病気を中心に話を進めていきたいと思います。

インフルエンザ

この病気は、空気の通り道がウィイルスというものに障害されて起こる病気です。ウィイルスは細菌よりも小さく、空気中にも浮かんでいます。よく風邪と間違えられますが、原因となる種類が異なっています。
これは、空気によって感染しますので、地域的に大流行します。咳をして空気中にウィイルスが飛び出すと、周囲の人は呼吸をすることでそのウィイルスを吸い込むことになります。
吸い込んだ人が元気な場合は、何もなく過ごせるのですが、体調が悪かったりするとインフルエンザとなってしまいます。

原因
この病気は、たとえウィイルスを呼吸によって吸い込んだとしても1~2日の潜伏期間があります。その後突然、高い熱と寒さと頭の痛みがでてきます。この症状が風邪の症状と似ているので間違えられやすいのです。
風邪と思い家で寝ているだけですと、さらにひどくなり肺にまで障害が起こってしまう時があります。高齢者の方や幼い子供がそのため尊い命を無くされる場合がこの冬もみられました。軽い咳や鼻の違和感だからと言わず、すぐ専門の医者にかかりましょう。
予防
インフルエンザのウィイルスはいろいろな型があり、それぞれの全てに免疫を持つことを期待することが出来ないのですが、罹ると重症になりやすい方は予防接種がありますのでそれで予防しておいたほうがよいと思います。また、流行しそうな冬場は人が集まりやすい場所を避けて外出を控えたほうがいいと思います。
外から帰ったら、うがいを行うようにし、睡眠と栄養を取って、十分に体力をつけましょう。

気管支喘息

子供から高齢者の方まで、幅広い年齢層に起こりうる病気であります。この病気に罹ると状態がひどくなる発作と言うものがあります。
この発作をおこすと、空気の通り道である「 気管 」がひどく震え緊張して細くなります。そこを空気が無理に通ろうとして、通る時に起こる独特な呼吸の音を出します。この状態を「喘鳴」と言います。これは、軽いものから重症なものまであります。

原因・状態

喘息はその原因により3つの型に分かれています。
1つは、アレルギーによるものです。アレルギーとは説明すると長くなるのですが、身体を守る防御の反応のひとつです。冒頭に述べました花粉症もその1つの状態であります。身体に入った異物に対して過剰に反応をし、その異物も自動車の煙やほこりやダニなどがあります。
2つ目は、空気の通り道である気管が細菌などにより障害を受けたときに、その細菌などに過剰に反応する状態を言います。
3つ目は、1つ目と2つ目の混合の型の喘息を言います。喘息は、遺伝すると言われ、家族や親戚に同じ病気を持った人が少なからず見られます。しかし遺伝的なものを持っている人が全部病気になると言うわけではありません。これが発作の引き金にはなりますが、それ以外に精神的ストレスや温度や湿度などの環境の変化による体力の低下も発作の引き金となります。

状態は、ヒューヒューと言う音を出しながら呼吸をします。
この発作は一定時間続き、くしゃみや咳等の前触れもなく突然おきます。この発作は、夜や早朝に起こりやすくいったん起こると呼吸が苦しくなってしまいますが、たんが出る頃にはおさまります。

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