家庭の医学

腎臓・尿管・膀胱・(男性)生殖器などの病気(泌尿器系)について

尿路の感染症

膀胱炎

大腸菌などの細菌の感染による尿道経由の炎症が大半。成人女性に多い。便秘、妊娠、月経、性交が原因となることがあります。

考えられる主な病気

症状排尿痛、頻尿、膿尿、血尿、発熱(-)
治療・対策水分摂取、利尿促進、適切な抗生剤の投与

腎盂腎炎

膀胱炎からの波及が多い。女性が圧倒的に多い。

考えられる主な病気

症状高熱、悪寒、嘔気、全身倦怠感、腎部痛、膿尿
治療・対策安静、水分補給、適切な抗生剤の投与

性行為感染症

性交に関連し、病原体によって独特の症状を呈します。

急性尿道炎

淋菌性尿道炎

考えられる主な病気

原因菌淋菌
症状潜伏期2~10日。排尿痛、尿道口からの膿汁分泌、頻尿。
治療ペニシリン系、アミノグリコシド系抗生物質の投与

非淋菌性尿道炎

考えられる主な病気

原因菌最多はクラミジア
症状潜伏期14~21日。症状は軽度。
治療テトラサイクリン系抗生物質の投与

尿路結石症

尿路(腎臓、尿管、膀胱、尿道)に結石が存在する病気。20歳代後半以降の発症が多い。
近年、増加傾向にあり、今や10人に1人が一生に一度は経験する生活習慣病の1つ。また、非常に再発しやすく、5年間で約半数の人が再発します。(結石の主な成分:カルシウム、シュウ酸、尿酸、リン酸)

症状疼痛、血尿、結石の排出
治療
内科的治療(小結石の場合) : 利尿促進、運動。尿酸結石の場合、尿酸生成抑制薬の投与など。
外科的治療 : 体外衝撃波砕石術が今日の主流で、これで砕石が困難な場合、次なる外科的治療に移行します。

体外衝撃波砕石術

超音波で発生させた衝撃波の焦点を結石に合わせて結石を砕き、尿と共に排出させます。手術、麻酔の必要はありません。

引用・参考文献

糖尿病ナーシング 1995 : 西崎統・石澤晋 医学書院

最新治療がわかる糖尿病 : 村瀬敏郎・本田佳子 主婦と生活社

糖尿病のマネージメント チームアプローチと患者指導の実際 1994 : 平田幸正ほか 医学書院

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